淡路島への巡検。
西岸、瀬戸内海に面する五色浜では、直径5mm~1cmくらいの大きさで、いろいろな色をしたカラフルな玉砂利「五色石」がみられる。これらはほとんどがチャートで、装飾用の他に、江戸時代には火打石としても利用された。
五色石の産出源は、周囲の大阪層群と考えられている。大阪層群のレキ層が浸食され、小石が洗い出されたものと思われる。
続いて、北淡震災記念公園内にある野島断層保存館へ。
1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災(M7.2)の甚大な被害を、教訓とするため作られた記念館。
中でも、野島断層の変位をそのままに表すトレンチ断面は、地質に携わる者は必見。