河内の風穴はテレビなどでも紹介され、近年、観光客も多いが、こちらの佐目の風穴はマイナーでほとんど
整備されていません。
犬山川上流左岸の断崖に開いた洞窟であり、別名「佐目のこうもり穴」とも呼ばれる洞窟。総延長256m
国道306号沿いの高室登山道駐車場に車を停め、案内に沿って沢に降りると、風穴の立て看板。
しかしそこから先が分からない!手入れされた植林で見通しはきくが、洞窟らしきものは見当たらない・・・
所々、杉の木に巻いてある意味ありげなピンクのリボンを頼りに探す(現場で測量杭を探すのに似ている)
すると、石灰岩の岩壁の下部にぽっかりと開いている。
入口すぐが最も狭く、その先は広い空間。大気の流れは感じず、足元はコウモリのフンで黒くなっていました。
河内の風穴のような照明はなく、温度計だけが設置してある。
多賀町内は石灰岩の地質が広く分布するため、小規模で多層構造をもつ洞窟が点在している。最大のものは河内の風穴だが、それに次ぐ規模である。
風穴散策の後は、滋賀鉱産株式会社が管理されている多賀鉱山。
方解石脈が観察できるはずだったが、立ち入り禁止区域のため近寄れず。
付近の川原で二枚貝の化石を発見。