滋賀県指定の天然記念物
河内の風穴は、霊仙山塊カルスト地帯にある鍾乳洞風穴です。約55万前(新生代 第四紀)より以前に形成されたとされていて、地質年代的には最近の新しいものになりますね。しかし、周辺の地質は約2億5千年前(古生代二畳紀)の石灰岩であり、様々な化石も発見されている地域です。
洞窟の長さは、測量されている部分だけでも約10kmあり、日本国内では3番目に長い、知る人ぞ知る観光洞への地質巡検です。
鍾乳石などの鍾乳洞特有の地形はあまり見られない。
洞内温度が一年を通して12℃~13℃であるため、常に快適な空間。
証明があるところだけ苔が生えている。
洞窟内の気温は平均10~12℃で涼しい。
ゴウゴウと地下水の流れる迫力ある音が響く。
見学可能な部分は入り口からほんのわずか。
ゴツゴツとした岩肌がダイナミック。
洞窟の先は、福井や三重まで続いているなど
諸説あり、ロマンのある伝説が残っている。
化石発掘
多賀町は、約3万年前のナウマンゾウの化石(全長1mを超える牙)が発見されたことで有名です。
町立博物館に立派なゾウの全身化石が展示されています。
そんな大物は無理でも小さい化石なら我々でも・・・
ということでウミユリやフズリナの化石が発見されている権現谷付近の露頭観察を行った。